●陶器のできるまで5(その他)

削った土を戻したり、釉薬の灰を作ったりと、その他の仕事も多いです。
昔は窯元というと最低20人ぐらいの人が働いていたそうです。
いろんな機械や原料業者さんのおかげで
我々のような小規模でも安心して作品作りができるようになりました。

陶器のできるまで1(原料)
陶器のできるまで2(成形)
陶器のできるまで3(装飾)
陶器のできるまで4(焼成)
穴窯を作る


■削りかす土
伊賀のいろんなタイプ、種類の土を使っていますので、すべて混ぜてしまうとユニークな土となります。大きい塊などは金槌のようなもので割ってなるべく小さくしておきます。
削りかす土に水を加える
左記に水を混ぜました。土を柔らかくするには水は偉大な作用をもたらします。柔らかくなったこれを何度も練ればまた陶器作りの良い土ができます。ただし、木くずや金くずを混じらないように日頃から管理をきちんとしておく必要があります。



■土練機を使う
土練機もいろいろタイプはあります。私が窯業指導で行っていたパラグァイでは、馬が木の棒を回して土練機にしていました。
私どもの陶磁器製造ではまだまだこれから工程が多いですが、例えば素焼き煉瓦などは四角い口から出たものをそのまま切って羊羹のようなものを、乾燥して焼きます。
■土練機から出た土
一度だけ土練機に通した土です。何度も通した方がよいと思いますが、なかなか土練機ではよく混じりません。最後はやはり人力です。






●この店の紹介 ●作者紹介(冨山善夫)●作者紹介(佐藤洋子)

都美恵窯(つみえがま)
陶房
〒295−0103
千葉県南房総市白浜町滝口1201−2

展示室

〒295−0102
千葉県南房総市白浜町白浜628−1
TEL/FAX  0470−38−4551



Copyright(c)2002.Tomiyama Yoshio