●陶器のできるまで3(装飾)

素焼き後の装飾などを中心にしています。

陶器のできるまで1(原料)
陶器のできるまで2(成形)
陶器のできるまで4(焼成)
陶器のできるまで5(その他)
穴窯を作る


■乾燥
完成した製品の乾燥です。ここでは自然乾燥ですが、大量生産などの場合は、ごく低い熱を加えて強制乾燥させます。
■素焼き 

完全に乾燥した製品を素焼きします。350度前後をゆっくり上げる必要があります。
素焼きの温度は700度〜800度です。素焼きは温度管理が容易なので、電気窯が理想です。


■素焼きに釉を置く
素焼きされたお皿に銅成分の入った織部釉を、ブドウの葉模様に置いてます。
■釉掛け
素焼きされた茶碗を、灰釉にズブ掛けします。一瞬の作業で釉の厚みが決まり、出来上がりを左右しますので、いつも緊張します。


■釉の撥水剤を塗る
底面が広い場合は、撥水剤をこのように塗っておくと、後で釉を剥がす手間が省けます。しかし有機溶剤の臭いが強いので換気は十分してください。
■鉄絵を描く
素焼きの生地に筆で鉄絵を描きます。その後釉を掛けますので、このような絵を下絵と呼びます。染め付けのゴス絵なども下絵と呼びます。

素焼きに釉掛けして後、その上に直接鉄絵を描いています。素焼きに直に描くのと鉄絵の趣が異なります。
描くのにそれぞれの難しさがあります。しかしこれを上絵とは呼びません。


■釉を取る
底面の棚板に付く部分の釉薬は削り取っておきます。棚板底に接着しないためです。
すぐに乾燥するので落とした釉は粉末状態です。
■釉を拭く
三カ所の釉を拭き取っています。この部分に耐火度の高い土をおいて棚板に置きます。時に変形したりすることもあります。
釉掛けにムラがありますが、時に釉の流れが味わい深いものとなります。





●この店の紹介 ●作者紹介(冨山善夫)●作者紹介(佐藤洋子)

都美恵窯(つみえがま)
陶房
〒295−0103
千葉県南房総市白浜町滝口1201−2

展示室

〒295−0102
千葉県南房総市白浜町白浜628−1
TEL/FAX  0470−38−4551



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